秋と春の合作?
ちょうどひと月ほど前のことだ。
ヒロイド原のカブトの森をのんびり散歩をしていると、不思議な光景に出逢った。
1m四方ほどのスペースにスギナが群生していた。
よく見ると、多くのスギナがコナラの落葉を串刺しにしている。
スギナが枯れ葉を突き破って生長したのかと思ったが、観察するとどうもそうではないようだ。
おそらく、昨年の夏に樹上に茂った青葉を虫が食べて穴を空け、その葉が冬を迎えて地面に落ち、春になってツクシが胞子を振りまいたのだろう。地面に振りまかれた胞子が気温と水分を得て芽を出したが、太陽の光はわずかに落葉に空いた穴から地面に差していたので、そこをめがけて生長を始めた結果、虫食いの穴から頂端を覗かせ、次第に落葉を持ち上げていったというのが事の真相だろう。
森林には驚きが沢山ある。
20070513 NIKON D80 105MICRO
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