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2007年6月30日 (土)

カブトムシ

20070630kabutomusi

子どもたちに大人気の虫だ。いや、子どもばかりではない、カブトムシを見つけると、子どもにかこつけてはいるが、黒光りする体躯、立派な角に大人だって目を輝かせる。

成虫は7月頃に羽化すると、まもなくパートナーを見つけ、堆肥や林内の腐植土に産卵する。8月から9月にかけて孵化、翌年の5~6月頃まで幼虫になり、その後、蛹になるという生活史を過ごす。雄の成虫は2~3週間、雌でも4週間ほどで命を終える。彼らがその一生の殆どを幼虫として過ごすことに意識が及ぶことは少ない。

光合成を行う植物は、太陽の光を利用して無機物から有機物を生み出し、あらゆる生物に供給する。そのため自然の生態系の中では「生産者」と呼ばれる。そして、植物が利用する無機物は、様々なものに由来するが、その多くは、生物の死体や排泄物などの有機物である。これらの有機物を、植物が利用可能な無機物にまで分解する過程にも多くの生物が関与する。

カブトムシの幼虫も「分解者」だ。飼育下の観察例では、一匹の幼虫が蛹になるまでにどんぶり三杯以上の腐植を食べ、大量の糞をする。土をつくるという重要な役割を果たしていることになる。
一般には針葉樹の腐植は幼虫の成育に向かないとされているが、川場村ではスギのバーク(樹皮)堆肥に大量に発生している。

20070630 NIKON D80 105MICRO

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