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2007年6月17日 (日)

ウスモンオトシブミ

20070616usumonnotosibumi

森林づくりに大切なことがある。作業適期を選ぶということだ。
植林、下刈り、枝打ち、伐採、それぞれに適期がある。
もちろん、作業を行うのは人間だから、人間の都合も作業時期を決めるうえでは大切な要素だが、生き物である樹木の生理を無視しては何もできない。
そして、作業適期は全国一律に、何月になったら間伐可能、などという単純なものではない。その土地土地で適期は異なるし、作業の対象となる樹種によっても異なる。
では、物言わぬ樹木の生理をどのようにして見抜くのかというと、周辺の環境変化に注目することだ。虫の活動や草木の開花などが良い指標となる。

オトシブミの仲間は、木の葉を巻いて幼虫のゆりかごを作る。小さな体で、自分の何十倍もの大きさの葉を器用に巻く。夏が近づくにつれて葉は堅くなり、おそらくオトシブミには巻くことができなくなってしまうのだろう。春に芽生えたまだ柔らかな葉がゆりかごづくりに使われる。

常緑広葉樹の植栽は夏期が良いとされるが、オトシブミが葉を巻く季節は、樹木も盛んに新しい根を伸ばす時期なので、避けた方がよい。常緑広葉樹の植栽は梅雨入りを待った方がよい。

20070513 NIKON D80 105MICRO

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