ヒメアシナガコガネ
梅雨入り直前のヒロイド原は、春から夏へと徐々に衣替えを始めていた。
植林してから13年ほどになるコナラの林も新緑に覆われていた。
ひと月ほど前には、やっと新葉を展開し始めたコナラもずいぶんとしっかりした葉を茂らせ始めた。根からも活発に水分を吸い上げ始めているようで、樹液を吸う春ゼミの声がうるさいほどであった。
明るい林床に目をやると、草の葉に小さなコガネムシがとまっていた。
後足の爪が長く、遠目に見ると足全体が長いように見えることから、ヒメアシナガコガネという名が付いている。8月頃の夏の盛りには成虫は姿を消す。春から夏へと移ろう季節の虫だ。
成虫は花粉を、幼虫は植物の根を食べる。
20070613 NIKON D80 105MICRO
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