ミヤマセセリは春の蝶だ。
成虫は雪解け後早々に姿を現し、梅雨前には姿を消す。
写真の個体には5月12日にヒロイド原で出逢った。
外敵に襲われたのか、雌を争って他の個体と戦ったのか、羽が傷ついている。
短い一生をそろそろ終える時期にさしかかっている。
ヒロイド原にコナラの植栽を始めてから10年以上の歳月が流れ、それとともに生物相が豊かになってきたように思う。
近年になって、これまでに見ることがなかった虫や花を目にすることが増えてきた。
本種も、幼虫時代にはコナラなどの葉を食草としているので、ヒロイド原に定着しつつあるのだろう。
20070512 NIKON D80 105MICRO
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