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2007年8月31日 (金)

オオカマキリ

20070831ookamakiri

下刈りをしているとじつにたくさんのカマキリに出逢う。なかでも体格の大きなオオカマキリは目立つ存在だ。全身緑色の個体から全身が茶褐色のもの、その中間のものなど、体色のバリエーションは豊かだが、前足(鎌)の内側にある斑紋と後ろ羽根が紫に近い褐色なのが特徴だ。

オオカマキリは山地から都市部まで、非常に広い範囲に生息するので、多くの人々にとって非常に馴染み深い存在だ。森林内での作業は多くの都市住民にとって非日常的な活動であり、そこで出逢う生物も日常の生活域ではお目にかかれないものが多いが、日常生活の場にも森林(やま)にも、共通して生息する生物がいることも興味深い。
新植地には、繁茂した下草を餌とする草食性の昆虫や、それらを補食する昆虫などが数多く生息し、オオカマキリは、それらを手当たり次第に捕食する。時には小型のカナヘビなども彼らの餌食となることがある。

家庭菜園などを耕した経験があるとわかるが、草食性昆虫は時に脅威となる。数と食欲にものをいわせて小さな畑などはあっという間に丸裸になってしまう。昆虫を補食するカマキリのような昆虫がいなければ森林もその姿を保つことはできない。
樹木を育てるだけが森林づくりではない。多様な生物が織りなす豊かな生態系をよく理解するためにもゆっくりと丁寧な森林づくりを進めたい。

20060820 NIKON D70 60MICRO

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