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2007年8月20日 (月)

アカハネナガウンカ

20070820akahanenagaunnka

ちょうど一年前の今日、炎天下にコナラの植林地の下刈りをおこなった。植林後5年ほどたつが、樹高はせいぜい70~80㎝ほどで、目に見える成長を始めない。すぐ隣には天然更新による実生のコナラ群落があるが、同じ頃に芽生えたにもかかわらずそちらの方は成長たくましく、既に人の背丈を大きく超えている。「適地適木」という言葉があるが、やはりその地の環境に適した遺伝子を持っているのだろう。

拭ってもぬぐっても吹き出す汗を手ぬぐいに染ませながらひと休みしていると、林床を覆っていたクズの葉の上にある鮮やかな朱色の粒が目にとまった。大きさは3~4㎜ほど、目をこらしてみるとどうやら虫のようだ。遠目には見えなかったが透明な長い羽を持っている。

その日の下刈りを終えて宿に戻り、カメラに収めた写真を確認していて驚いた。なんと、小さな小さな眼は昆虫のそれとは思えないような、まるで人の眼のように白目の中に黒目があるではないか。おそらくカマキリ等にも見られる偽瞳孔と呼ばれるものだろうが、上目遣いのとぼけ顔で見つめられているような気になる。長い口吻も口をとがらせているようだし、脚にも膝までのハイソックスをはいている。なんとも憎めない風貌だ。
ススキなどイネ科の植物の汁を吸って生きている虫らしいが、どういう訳かこの日はクズの葉の上にばかりいた。

今年も出逢うことができるだろうか。

20060820 NIKON D70 60MICRO

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