ムラサキシャチホコ
小学生たちと夜の自然観察に出かけた。
村内の萩室地区にある道の駅「田園プラザ」は閉店後も建物をライトアップしているので様々な昆虫が集まってくる。
写真に写っているのは枯れ葉ではない。翅を閉じて笹の葉にとまっているムラサキシャチホコという名の蛾だ。
擬態をする昆虫は数多くいるが、ここまでの見事な擬態は国内外を問わずトップクラスだろう。
翅が立体的に丸まっているのではなく、このような模様なのだからさらに驚かされる。
自らの姿を映す鏡も写真もない自然界に、このような造形が見られることこそが神の存在を証明するとするむきもあるが、頷きたくなってしまう。
自然の不思議さに触れると、もっともっと自然を知りたくなる。
森林(やま)づくりに欠かせない驚きを小学生たちは覚えてくれただろうか。
20070807 NIKON D80 105MICRO
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