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2007年9月の20件の記事

2007年9月28日 (金)

ボタンヅル

20070928boannduru

2007年8月10日 ヒロイド原
NIKON D80 105MICRO

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クスサン

20070928kususann_3

わが国最大の蛾であるヨナクニサンの近縁種。開長が20㎝を超えるヨナクニサンに比べれば、本種は遙かに小振りだが、それでも羽を広げれば大人の手のひらほどの大型の蛾だ。

クスサンは「樟蚕」。幼虫がクスノキの葉を食べることからこの名が付いた。成虫は、幼虫の食草に産卵のために寄りつくので、昔の人々には成虫もクスノキを好むと思われたのかもしれないが、成虫は口が退化しており食べ物を摂ることはない。

クスノキはクスノキ科の常緑広葉樹で、柱などの建築構造用材から仏壇仏具、盆や菓子器などの刳りものにまで広く利用される。現在でこそ、石油化学製品におされ利用はほとんどなくなったが、かつては、幹・根・枝葉を蒸留精製して樟脳を採取し、セルロイド・火薬・医薬品・防虫剤などにも広く使用した。

「蓼食う虫も好き好き」という言葉があるが、クスサンはさらにその上をいっている。なにせ防虫成分をもつ葉を食べるのだから。この悪食の幼虫は、他にもクリ・クヌギ・コナラ・サクラ・イチョウなど、広範にわたる樹木の葉を食べる。8cmにも及ぶ大型のイモムシで、青みがかった白い体を白く長い毛で覆い「しらがたろう」と呼ばれる。
蛹の繭も特徴的だ。山繭蛾の仲間だけあって、浅黄色の絹糸で、民芸品店に並ぶランプシェードのような手の込んだ繭を作ることから「すかしだわら」と呼ばれる。幼虫・蛹・成虫と三世代にわたって、それぞれに名を持つ程になじみの深い昆虫だ。

20060922 NIKON D80 60MICRO

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2007年9月24日 (月)

ミゾソバ

20070923mizosoba

2006年9月23日 ヒロイド原
NIKON D80 60MICRO

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2007年9月21日 (金)

ダイコンソウ

20070921daikonnsou

2007年8月8日 ヒロイド原
NIKON D80 105MICRO

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エダナナフシ

20070920edananahusi

擬態をする生物は数多いが、エダナナフシはその筆頭だ。小枝のような体形でよほど注意しなければ見つけることはできない。
森林内には伸び始めの若枝から枯れかけの枝、完全に枯れてしまった枝など、様々な枝があるが、彼らの体色もそれらにあわせて、緑色、灰褐色、茶褐色と豊かなバリエーションを持っているから驚かされる。普段はあまり動かずにじっとしていることが多いが、いざ動くときにもゆらゆらと揺れながら動く。その動きはそよ風に揺れる小枝のようであり、たいした念の入れようだ。
都市部にも生息する珍しくない虫なのだが、見事な擬態が功を奏して人の目にもとまりにくい。

本種を含めてナナフシの仲間は謎多き生物である。ある種は雄が数匹しか発見されていなかったり、またある種は、地域によって雄ばかりだったり、別の地域では雌ばかりだったりする。雌だけで単為生殖を行うことも確認されているので、こうした雌雄の棲み分けも可能なのだが、そうした生理・生態のもつメリットは人間の想像の範囲を超えている。

指先で触れると、体をぴんと伸ばしたままポトリと落ちる。足だけをつまむと何の抵抗もなく足がポロリともげ落ちる。その様子も、枯れ枝が風に揺られて音もなく落ちる様子にとてもよく似ている。

明るい雑木林や、よく陽の射す林縁部に多く生息する生物なので、林内で彼らを見かけなくなったらそろそろ間伐を計画しなくてはならない。

20060808 NIKON D70 28-200

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2007年9月19日 (水)

ウバユリ

20070918ubayuri

2007年8月7日 友好の森
NIKON D80 105MICRO

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ヤブカンゾウ

20070918yabukanzou

2007年8月8日 萩室地区
NIKON D80 70-300VR

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2007年9月16日 (日)

『遭難のしかた教えます』

20070916sounannnosikataosiemasu 丸山晴弘:『遭難のしかた教えます―安全登山のための辛口レクチャー (NEW YAMA BOOKS) 』、山と渓谷社、1999年初版

森林(やま)づくり、森林ボランティア、林業体験、何れにしても危険と隣り合わせの活動である。
このページでも『危険感受性をみがく』『市民の森林づくり』を紹介し、森林に関わる活動が決して安全なものではないことを強調してきた。

ところが、林業の世界は、安全に対する配慮に欠けるとことがある。もちろん、林業・木材製造業労働災害防止協会等によって種々の努力も重ねられつつはある。それでも、他の分野に比べると見劣りがする。

わが国における森林づくりは、山岳地形地における活動であることや、刃物などの危険物を使用する活動であることなどから、危険性を強く孕んだ活動であることを再確認することが大切だ。

森林づくりは、スキーやキャンプ、登山など、他の活動と同じアクティビティを含んでいる。そのため、そうした種々の活動の安全を確保することを企図した出版物からも学ぶことが多い。

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トノサマバッタ

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日本のバッタの仲間では一番大きな体をもち、ダイミョウバッタとも呼ばれる。 
他のバッタに比べて高い飛翔力を持つうえに、人の気配に敏感で、そばに近よるのはなかなかむずかしい。図鑑やテレビでおなじみなので、子どもたちにも人気だが、実物を目の当たりにすると立派な体格にたじろぐ子どもも多い。

イネ科やカヤツリグサ科の植物の葉を好んで食べるが、餌が不足すると様々な植物の葉も食べる。普段の状態は「単生相」とよばれるが、個体密度が高くなると「群生相」と呼ばれる個体が発生する。
長距離飛行に適した長い羽、跳躍には不適な短い後足、頭や胸が大きいことの他、体色が暗褐色となることが「群生相」の特徴だ。大変な食欲で植物を食い尽くしながら大集団で長距離の移動をする。
本種をはじめ近縁種の「群生相」は、世界各地で時折猛威を振るう。中国やわが国でも「飛蝗」と呼ばれて恐れられている。

特定の生物が爆発的に増殖するケースはまま見られるが、要は自然界のバランスが崩れたときに見られる現象である。多様な生物が生息可能な環境を守ることが重要だ。
本来、空き地や河原など、開けた場所に生息するバッタなので、小石混じりの地面に生える草に似せた体色をしている。伐採跡地などで本種を頻繁に見かけるようだと、伐採面積が大きすぎて森林の生態を崩している可能性を疑う必要があるかもしれない。

20060808 NIKON D70 28-200

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オオハンゴンソウ

20070916oohanngonnsou

2007年8月25日 ヒロイド原
NIKON D80 TAMRON18-250

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2007年9月15日 (土)

『地球温暖化を考える』

20070915chikyuuonndannkawokanngaeru 宇沢弘文:『地球温暖化を考える』、岩波新書、1995年初版

以前このページで紹介した『社会的共通資本』の著者である宇沢氏の著作。

1992年にブラジルのリオで開催された地球サミットでクローズアップされた問題が、本書の表題ともなっている「地球温暖化」問題だ。
二酸化炭素は、それまで無害の排出ガスとして社会に認知されてきた。むしろ如何に排出ガスを二酸化炭素にするかという観点で様々な技術開発が為されてきたと言っても過言ではない。
それが、一夜にして悪者になった。

森林(やま)づくりには、ローカルな視点が極めて重要であり、このページでも、その点を重視してきた。
もちろんローカルな視点の重要性を撤回するつもりはないが、やはりグローバルな視点も必要である。

「地球温暖化」というきわめてグローバルな問題の発生のメカニズムの分析と、「温暖化防止」に向けた具体的な提言が本書ではなされている。
「地球温暖化防止」に向けたアクションは、これまで経済の枠組みから除外されてきたが、社会の形成と発展に必要な様々な事象を社会的に認知することの重要性が強調されている。

森林(やま)づくりの持つ意味は、樹木が炭素を固定するからなどという狭隘なものではない。
森林を護り、林業を振興することの意味を矮小化してはならない。

本書も、我々の森林づくりに大きなヒントを与えてくれる。

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2007年9月13日 (木)

ゲンノショウコ

20070913gennnoshouko

2007年8月10日 木賊地区
NIKON D80 105MICRO

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2007年9月11日 (火)

ヤマハギ

20070911yamahagi

2007年8月10日 木賊地区
NIKON D80 105MICRO

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クマバチ

20070911kumabahci

クマンバチとクマバチ、たった一文字違いで紛らわしい。地域によっては入れ替わることもあったりしてよけいに混乱する。クマンバチはスズメバチの別名だ。スズメバチは人畜に対する攻撃性も強く、食性も他の昆虫を襲って食べる肉食性のハチである。
一方のクマバチは、一応針はもってはいるものの、まず人を刺すことはない。
蜜や花粉を食べる温和しい性質のハチだ。ミツバチやスズメバチのように群れをつくらず、単独で生活する。「熊」の名が示すとおり、ずんぐりとした体型で、体長の割には大きく見える。おいしい蜜を出す花を見定めているのか、羽音を立ててホバリングをしてから花にとりつく。
採餌は開放地で行い、営巣は樹林地で行うため、樹林地と草原がモザイク状に配された環境下でよくお目にかかる。立木の枯れ枝の中に穴を空けてトンネル状の細長い巣を作るため、林内には適度に枯れ枝が必要だ。

多様な生物を確保するためには、森林内だけをとってみても、生長盛んな若木、洞をもつような老木、未だ倒伏しない枯れ木、倒木等々、多様な環境が必要だ。多様な生物が取り持つ絶妙なバランスこそが、薬剤も、大きな労力も必要としない健全な自然環境を支えている。時に人間に害を為す生物も自然の中では何某かの役割を演じているし、様々な生物が拮抗することで甚大な被害が出ることも少ない。

無雪期を通して花から花へと飛び回るこのハチを目にしなくなると降雪も間近だ。

20060821 NIKON D70 60MICRO

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2007年9月 8日 (土)

毒キノコの見分け方

20070908tamagotake

キノコの仲間もおもしろい。
写真はタマゴタケ。夏から秋にかけて様々なところで発生するキノコだ。
本種は食用になるのだが、テングタケ科のキノコなだけに、有毒のベニテングダケにもよく似ているので注意が必要だ。なんと、タマゴタケモドキなどという有毒キノコまである。

キノコの同定は全く自信がない。
シイタケなどおなじみのキノコでも、森林の中で見かけるものは、色も形も大きさも地域差が大きくて、自信を持って「シイタケだ」と断定できない。

毒キノコの見分け方について、「軸が縦にさけたら毒がない、とか色が地味なものは大丈夫とか、そんな見分け方は一切信じないように!、そんな見分け方はただの迷信です!」というようなことがよく言われているし、現在では、多くの人々がそのことをよく知っていることと思う。
確かに正しいのだけれど。
正しいのだけれども、充分ではない。

先人たちの生活は、自分の居住地を中心にあまり広い範囲に及ぶものではなかった。
だから、先人たちの知恵は地域限定だったのだ。
「軸が縦にさければ食べられる」のは、ある地域では間違いでも迷信でもない、確かな生きる知恵だったのだ。
テレビや自動車が普及して、人間が全国を飛び回るようになると、軸が縦にさけても毒があるキノコが生える地域にまで出かけていくようになった。そうすると、それまで蓄積してきた知恵が役を為さないこともでてきてしまう。

森林(やま)づくりには、地域に根ざした知恵が必要だ。
地域に根ざした知恵を掘り起こすためには「嘘だ」「迷信」だといって馬鹿にせず、なぜそのような知恵が受け継がれてきたのかを真摯に考える必要がある。生活圏域が広がりすぎて人知が及ばなくなってきたことを怖れる感性が大切だ。

20070809 タマゴタケ(川場牧場)
NIKON D80 SIGMA10-20

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2007年9月 7日 (金)

★3ヶ月★

この写真を中心としたブログを立ち上げてから早くも3ヶ月です。
なんと3600近いアクセスを戴きました!
川場の森林に興味を持つ方が出てきてくださったり、森林とのつきあい方に新しい視点を見つけてくださったり、少しだけでもそんな方々のお手伝いができていればよいのですが・・・
これからも、私自身が、大切だなあ、面白いなあ、等々と思ったことを掲載していきたいと思いますので、引き続きおつきあいを戴ければ幸いです。
そして、もしできればコメントを戴ければとても励みになりますので、忌憚のないご意見を戴ければ本当に嬉しく思います。

昨夕から、台風9号が久しぶりに上陸しました。
川場村はとても恵まれた村で、大きな自然災害にはほとんど見舞われないのですが、今回はどうなるのか心配です。
台風の進路予測をみると、日本のリンゴ生産地を縦断しそうです。
収穫の時期を目前に控えて、大きく実りつつある時期だけにリンゴ農家の方々は、さぞ気を揉んでいらっしゃることと思います。何とか、被害が出ないように祈るばかりです。

20070907rinngo

20070830 色づきを待つばかりのリンゴ(中野地区)
NIKON D80 TAMRON28-250

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2007年9月 4日 (火)

ウマオイ

20070904umaoi

草原性の昆虫だが、林縁部の草原などに多くみられ、広大な開放地でみることは少ない。スイーチョン、スイーチョンと長鳴きをする「ハヤシノウマオイ」とシッチョン、シッチョンと短く鳴く「ハタケノウマオイ」に区別されることもある。夏から晩秋にかけて大きな澄んだ声で鳴く声が、馬子が馬を追う声に似ることからこの名が付く。体色は淡緑色で、頭部から前胸の背面に濃褐色の太いラインが走るのが特徴だ。

夜行性の昆虫だが、下刈りなどによって起こされて眠そうな足取りで顔を見せる。
性質はどう猛で幼虫時から他の昆虫を補食する。キリギリスの仲間は幼虫の時には花粉や花弁、草の葉等を食べ、成熟にしたがって肉食性を強めるものが多いが、本種は生まれついてのギャングである。

肉食性の昆虫の存在は、餌となる昆虫が豊富に生息していることの証明だ。針葉樹の人工林、雑木林、草原等がモザイク状に配置されることで多様な環境を生み、多くの生物の生息を可能にする。
湿潤温暖なわが国の気候は、一般に森林の成立に適しているため、刈り払いや火入れといった人為が作用しなければ単純な生物相へと移行する。また、肉食性の生物が存在しなければ、草食性の生物が爆発的に増加し、短時間に食草を食い尽くし自らの生息も不可能となる。

林業は自然の生態系と人為が織りなすコンビネーションプレーだ。収穫を目的とする樹種にのみ焦点を当てた保護・管理は短期的には収量の増大をもたらしても、長期的には尻すぼみとなる。

20060820 NIKON D70 60MICRO

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ノハラアザミ

20070904noharaazami

2007年8月30日 ヒロイド原
NIKON D80 TAMRON18-250

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2007年9月 2日 (日)

ツマグロオオヨコバイ

20070902tumaguroooyokobai

盛夏の下刈りは暑さとの闘いだ。新植地には木陰など望むべくもないので、炎天下に大粒の汗が滝のように流れる。草いきれでむせかえる。作業をサボってわずかな日陰でしゃがんでいたって決して楽ではない。高度な技術を要求される作業でもないのに、「下刈りがきちんとできれば一人前」と云われることが身にしみてわかる。
だからといって気候が和らいでからでは下刈りの意味は半減する。苗木の生長を妨げる下草を直截に除去することだけが下刈りの目的ではないからだ。草木が種子を稔らせる前に刈り取ることで、次年の芽生えのための種子供給量を減らすことも重要な下刈りの目的だ。

ツマグロオオヨコバイは成虫で越冬し、5月頃に産卵期を迎える。生まれたての幼虫は透き通るように全身が白いが、次第に蛍光色のような黄色い身体になる。その後時間をかけて8月末ころに成虫になる。
成虫になったこの虫をたくさん見かけるようになると、その年の下刈りを急がなくてはならない。

様々な植物の汁を針のような口を使って吸う。食草を限定しない食性をもっているのでいろいろなところで目にすることができるが、人の気配を感じると葉の裏に素早く隠れてしまい見逃してしまう。ところが、子どもの視点からは葉の裏がよく見える。横歩きする動作のユニークさも人気の的だ。その体色から「バナナ虫」と呼んでなじみが深い。

20060922 NIKON D80 60MICRO

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2007年9月 1日 (土)

クズ

20070901kuzu_2

2007年8月10日 ヒロイド原
NIKON D80 105MICRO

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