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2007年9月 2日 (日)

ツマグロオオヨコバイ

20070902tumaguroooyokobai

盛夏の下刈りは暑さとの闘いだ。新植地には木陰など望むべくもないので、炎天下に大粒の汗が滝のように流れる。草いきれでむせかえる。作業をサボってわずかな日陰でしゃがんでいたって決して楽ではない。高度な技術を要求される作業でもないのに、「下刈りがきちんとできれば一人前」と云われることが身にしみてわかる。
だからといって気候が和らいでからでは下刈りの意味は半減する。苗木の生長を妨げる下草を直截に除去することだけが下刈りの目的ではないからだ。草木が種子を稔らせる前に刈り取ることで、次年の芽生えのための種子供給量を減らすことも重要な下刈りの目的だ。

ツマグロオオヨコバイは成虫で越冬し、5月頃に産卵期を迎える。生まれたての幼虫は透き通るように全身が白いが、次第に蛍光色のような黄色い身体になる。その後時間をかけて8月末ころに成虫になる。
成虫になったこの虫をたくさん見かけるようになると、その年の下刈りを急がなくてはならない。

様々な植物の汁を針のような口を使って吸う。食草を限定しない食性をもっているのでいろいろなところで目にすることができるが、人の気配を感じると葉の裏に素早く隠れてしまい見逃してしまう。ところが、子どもの視点からは葉の裏がよく見える。横歩きする動作のユニークさも人気の的だ。その体色から「バナナ虫」と呼んでなじみが深い。

20060922 NIKON D80 60MICRO

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