●農家がつくった森林●
最近、“はざかけ”のことや“リンゴ”のことなどをこのブログで取り上げてきた。
“森林づくり”のブログなのに。
もともと、わが国の林業は農家が主体となって進められてきた。
そのため、森林を育てる知恵も、農業生産との関係で積み重ねられ、練られてきたものが多い。
どの作業も、山の木々のために一番良い時期に行うのではなく、農閑期に行うことを前提に組み立てられてきた。
わが国は、面積こそ狭隘だが、驚くほど多様な気候風土を持つ国なので、全国一律の方法では、豊かな森林づくりは望めない。その地域地域に根ざした方法が必要だ。
地域に根ざした方法は、地域に長く生活した者にしか生み出すことはできない。
そのため、古くから森林を育ててきた農家の知恵に学ぶことが大切なのだ。
農家の生活や、農業のこと、農村の慣習、そういったものを知ることが森林づくりには欠くことができない。
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