コンニャク畑
先日、ようじさんにお願いしてコンニャク畑の見学をさせていただきました。
かつて川場の主力農産物であったコンニャクも今では、安価な中国産に圧されたり、生産に手間がかかることなどから、生産する農家も減少しているようです。
ようじさんは、そんな中で製粉の過程までをご自身でなさっている熱心なお百姓さんです。
写真は、掘り起こされた2年生のコンニャク芋をひとつひとつ丁寧に手入れしているところです。
花芽がついてしまったものは花芽を掻き、生子(きご)と呼ばれる小芋を外しながら撫でるように作業を続けています。
作業を拝見しているうちに、林業の古い用語に「撫育(ぶいく)」という言葉があったのを思い出しました。文字どおり、「撫でるように慈しみ育てる」という意味の言葉で、間伐や枝打ち等の作業を総称する言葉です。現在ではなぜか使われなくなった言葉ですが、とても良い言葉だと思っています。
農作業も「撫育」だなあ。と思ったひとときでした。
「お百姓」という言葉は、古い時代に、職業を姓としたことから生まれた言葉です。
「百の職業(能力)」をもつ超人が「お百姓」さんです。
現在のお百姓さん達も、誰に誇るわけでもなく、淡々と何でもこなしてしまうスーパーマン達です。
20071118 ようじさんの蒟蒻畑で
NIKON D80 TAMRON18-250
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