農家も森林に注目中!
この数年、農家の方々が森林(やま)に注目しつつある。
手間暇とお金を投じなければ収穫を得ることができないと信じてきた農業のあり方に疑問を持ち始めたのだ。
深耕することもなく、農薬を散布するでもなく、施肥を行うでもなく森林は豊かさを保っている。
農文協は農業者を支援する出版物を多く手がける版元だが、主力定期刊行物である『現代農業』などでも、頻繁に森林に関する記事が掲載されている。
その内容も、山菜・炭焼き・間伐・枝打ち・落ち葉堆肥等々多岐にわたる。
この度、同誌の別冊として『野山・里山・竹林-楽しむ、活かす-』というムックが出版された。
山菜・キノコの収穫・生産方法から利用方法、竹林の利用や手入れの方法、野山の草木でクラフト製作、燃料としての木材利用、昆虫や野生動物の捕まえ方・飼育方法から味わい方、そして森林の管理方法まで、実に多岐にわたる構成となっている。
さらに、このムックの特徴は、全国津々浦々にわたる取材の結果、各地域で行われてきた方法を主体に組み立てられていることにある。
私たちの友好の森でも実践できることがまだまだ沢山ありそうだ。
農家も非農家も、川場村民も世田谷区民も、子どももおとなも、皆で楽しみながらできる森林づくりがあるはずだ。
楽しく、気楽に読むことができて、その上とても参考になる一冊だ。
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