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2008年1月 9日 (水)

季節外れのルリタテハ

20080108ruritateha

一月ほど前、ヒロイド原の日だまりでルリタテハを見つけた。
翅もぼろぼろで色もくすみ痛々しい。

ルリタテハは成虫で冬を越す蝶だが、この時期まで越冬体制に入らずにいることは希だ。
夏の雑木林で滲み出す樹液に集まり、体温調節のために翅を閉じたり広げたりしている姿は、瑠璃の蝶という名前のとおり宝石のように美しい。
手入れ不足で暗くなってしまった森林に手を入れ始めてしばらく経つが、明るい林床が増え、サルトリイバラなどが目につくようになってきた。
サルトリイバラはルリタテハの幼虫の食草なので、以前に比べてルリタテハを雑木林で見かけることが多くなってきたように思う。

暖冬・寡雪の影響でルリタテハの越冬も遅れている。
昆虫にとって越冬も命を落とす可能性の高い闘いであることも確かだが、越冬という命がけのイベントを経なければ春の繁殖はおぼつかないだろう。

自然界のリズムが急速に変調をきたしているように思えてならない。
写真の個体は無事越冬に入っただろうか。

20071201 冬のヒロイド原で
NIKON D80 70-300

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コメント

ようじさん

コメントありがとうございます!

自然は、時には驚くほどタフで、何があっても揺るがないような側面ももっていますが、一方では極めてデリケートで脆い面ももっていますよね。
きっと農作物もそうだと思います。
小さな変化に一々ビクビクすることもおかしいことですが、小さな変化を見逃さないことも大切ですよね。
このあたりのバランス感覚を身につけることが農林業や森林(やま)づくりにおいて大切なことであると思います。

投稿: くま | 2008年1月 9日 (水) 16時30分

私も温暖化の影響。あると思っています。
去年、今年と川場村では雪が少ない。
動物、昆虫、植物等に必ず影響があると思います。
例年、今頃は田畑は雪で真っ白です。
しかし、今年・昨年は土が見えます。
地球の過去にこの様なことがあったのでしょうか?
人間たちがもたらした最悪の事態なのでしょうか???

投稿: ようじ | 2008年1月 9日 (水) 00時52分

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