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2008年3月13日 (木)

フユシャク

20080312huyushaku

来週末の3月22日~23日は森林(やま)づくり塾の養成教室と体験教室を同時開催する。写真は昨年の教室開催中に体験教室に参加してくれた小さい子どもが発見してくれたフユシャクと呼ばれる蛾の仲間だ。

フユシャクは漢字で書くと“冬尺”。
名前のとおり、冬季に成虫が出現する蛾で、幼虫はおなじみの尺取り虫である。

成虫は雄雌ともに口吻が退化しており、餌はおろか水さえも摂ることがない。
次世代を生み出すためだけに成虫になるわけだ。
またさらに、この仲間の雌は、翅も退化しており飛ぶことができない。雄には翅があり飛ぶことができるが、もとより口がないのだから餌を探すためではなく、パートナーとなる雌を探すためだけに飛翔する。

写真の個体は、見たとおり翅のない雌で、ケヤキの大木に捕まってじっとしていたところを子どもに発見された。
近くに落ちていたアカマツの樹皮に乗せて私のところにもってきて見せてくれたが、「ようちゅう!ようちゅう!」と大興奮。
もう大人の蛾であることや雌には翅がないこと、ご飯も食べないこと等々を教えると、目を輝かせながら聞いてくれた。
「ものすごい宝物を発見してくれたね!」と私が言ったときの誇らしげな顔が忘れられない。

今年の教室ではどんな発見があるだろうか。
今から楽しみだ。

20070325 フユシャクの仲間(中野地区)
NIKON D80 60MICRO

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