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2008年5月25日 (日)

オジロアシナガゾウムシ

20080524ojiroasinagazoumusi

5月11日の友好の森で、一匹の虫が目にとまった。

白黒のツートンカラーの体色は、鳥の糞に似せた擬態であるといわれている。

この日は、冷たい雨が降り続いたが、このゾウムシは灌木の枝にしがみついたまま何時間も動かずにいた。
実は、雨の中どころか、こうして吹きっさらしの枝にしがみついたまま越冬するのだから昆虫界の変わり者である。
越冬する虫の多くが、物陰や土中などで寒風を避けて越冬するというのに不思議なことだ。

この虫は、成虫も幼虫もクズを食べる。
クズも自然界では、弱った樹木に巻き付き、世代交代のサイクルを速やかに進行させるという大切な役割を担っている植物なのだが、人工林においては迷惑な厄介者として忌み嫌われている。
同じ蔓植物でも、フジやアケビは蔓を工芸品その他に利用できたりするので、人間からは比較的温かい目で見てもらえるのだが、クズはそうした利用に供されることもないため目の敵にされている。

こうした虫がいることで、クズの蔓延も、その勢いが抑えられている。

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20080511 小枝にしがみつくオジロアシナガゾウムシ(友好の森)
RICOH GR DIGITALⅡ

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