下刈り
7月12日~13日にかけて、今年度の第一回目の養成教室を開催した。
養成教室は、一年間に四回の教室が用意され、通年での参加申し込みを受け付けている。
四季折々に必要な作業を経験していただくためだ。
第一回目の今回のメインプログラムは“下刈り”。
“下刈り”とは、林地に人工植栽された苗木の生長を助けるために行う作業だ。
こうした種類の作業を、“育林作業”とか“保育作業”とかいう。
少し古い言葉では“撫育(ぶいく)”と呼んでいた。文字どおり、撫でるように慈しみながら育てるという意味である。
何故この言葉が使われなくなったのか分からないが、この古い言葉の方が私は好きだ。
下刈りは、数ある林業作業のうちでも、もっとも単純で簡単な作業だと言われる。
けれど、一方では「下刈りができれば一人前」とも言われる。
立っているだけで滝のような汗が噴き出すような炎天下で、ひたすらに草を刈る作業は、瞬発力よりは持久力が要求される。
苗木の背丈が低いときに行う作業なのだから、涼やかな木陰などは望むべくもない。
私たちの森林(やま)づくりでは、道具類の準備から片付けまでを経験していただく。
写真は、作業前に大鎌の刃を研いでいるところ。
研ぎが下手なうちは、草が切れずに息が切れる。
20080712 下刈り前の鎌研ぎ
NIKON D80 70-300
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コメント
mimimiさん
いやいや、それでもちゃんと作業が出来るくらいに両刃の刃物が研げるのは自慢しても良いですよ!!
両刃の鎌は、一般に肉厚なので灌木類の除去にも力を発揮するし、使いやすいですよね!
投稿: くま | 2008年7月23日 (水) 22時33分
はい(*^-^*)
片刃の方が圧倒的に研ぐのはラクなんですよね~。
でも、
同じ姿勢で作業をし続けてると、
半日もたないんです。体力&筋力がなくて・・・。
投稿: mimimi | 2008年7月23日 (水) 11時37分
mimimiさん!
そうそう!
下刈りの季節ですよ!!
森林(やま)仕事は何といっても下刈りですよね!
それにしても、両刃がお好みなんて!
通ですね!
投稿: くま | 2008年7月23日 (水) 10時04分
もう下刈りの季節ですか!
いいですねぇ~!
個人的には両刃の鎌がお気に入りです。
投稿: mimimi | 2008年7月23日 (水) 09時09分