ヤマトアシナガバチ
森林(やま)づくり塾の体験教室でヒロイド原を訪れた。
ヒロイド原では何種類かのアシナガバチを見ることができるが、今年は少し違和感を感じていた。
この違和感は何なのだろうと考えてみて、2つ思い当たることがあった。
一つは、昨年よりも巣が低いところにあること。
もう一つは、風が吹いても揺れ動くことのないような、どっしりした物に巣がつくられていることだ。
写真のヤマトアシナガバチも、ヒロイド原の入口に設置された案内板の支柱の基部に巣を掛けていた。
地元の森林組合の職員も「今年の蜂はおかしいぞ、巣がガッシリしたところにかかってるぜ」と知らせてくれたので、私の思い違いではなさそうだ。
蜂が低いところに巣をつくる年は台風が来るといわれているが、頑丈なところに巣を掛けるのはどのような年なのかは不明である。
強烈な雨に見舞われるのか、それとも、猛烈な風が吹き荒れるのか。
この夏は天候を注視したい。
20080712 しっかりしたところに巣を掛けるヤマトアシナガバチ(ヒロイド原)
NIKON D300 105MICRO
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コメント
nukakaさん
ご指摘ありがとうございます。
背中(胸)の斑紋からヤマトアシナガバチであると判断したのですが、コアシナガバチでしたか。
投稿: くま | 2011年2月23日 (水) 16時19分
写真のハチは、コアシナガバチです。
私は、群馬県内のヤマトアシナガバチの記録(標本・文献・写真等)を探しておりますが、今のところ見つかりません。
投稿: nukaka | 2011年2月23日 (水) 15時43分
しろくまさん!
コメントありがとうございます!
文面からすると関西の方でしょうか?
縁遠いところのせまーい範囲を扱っているこのブログを見ていただいてありがとうございます!!
このブログで扱っているメインフィールドの川場村がある群馬県は、本日、警報が出るほどの大雨と落雷に見舞われたようです。
これからの台風を待つまでもなく、虫たちの生き残りのための段取りの良さに驚きます!
これからも雑文を流しますが、お時間のお有りの時にご覧いただければ幸いです!
投稿: くま | 2008年7月26日 (土) 22時32分
くまさんこんにちは。はじめまして。
いつも美しい写真をありがとうございます。
ウットリしながら眺めています。
数年前に関西では大きな台風の被害があったのですが
(特に風が強い台風でした)
その年はスズメバチが雨戸の戸袋に巣を作っていました。
とても珍しいことだったったのでよく覚えています。
今年はどうなんでしょうね。。。
あまり被害のないことを願っていますが。
これからもblog楽しみに読ませていただきますね^^
投稿: しろくま | 2008年7月26日 (土) 11時08分