メスグロヒョウモン(♂)
漢字で書くと“雌黒豹紋”。
豹柄の翅をもったタテハチョウの仲間だ。
雄の翅は、写真のような色をしているが、雌は黒地に白の模様が入ったシックな翅をもっている。
“メスは黒い”という安直な名が付けられている。
植物の名前は凝ったものが多いが、昆虫の名前は直截的なものが多いのは何故だろうか。植物学者と昆虫学者の違いだろうか。
残念ながらメスの写真は手元にないので、お見せできない。
メスの写真は、昆虫写真家の海野さんのブログで紹介されているので是非ご覧戴きたい。
ヒョウモンチョウの仲間は何種類にも及ぶが、その多くが幼虫の食草にスミレ類を選んでいる。
成虫は6月くらいから姿を見せ始め、酷暑の時期は夏眠をとるが、10月くらいまでは姿を見せてくれる。多くの植物が根から盛んに水を吸う時期に飛ぶ蝶なので、この蝶が舞い始めると植栽作業はお休みだ。
20080712 ヒメジョオンで吸蜜するメスグロヒョウモンのオス(ヒロイド原)
NIKON D80 70-300
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コメント
mimimiさん!
そうそう!
ヒトリシズカとか!
昆虫は、植物に較べると人間があまり利用してこなかったからでしょうかね?
投稿: くま | 2008年7月28日 (月) 10時21分
「植物の名前は凝ったものが多いが・・・」
確かに!「ヘクソカズラ」とかね!
投稿: mimimi | 2008年7月28日 (月) 09時06分