クズ
小学生たちとヒロイド原で散策をしていると、グレープジュースの香りがしてきた。
クズがタケニグサに絡まりついて鮮やかな花を咲かせていた。
軽く撫でた手にも香りが移る。
小学生たちには大人気だった。
クズはとても生長量の大きな蔓植物で、手入れ不足の人工林などは林冠部をすっかり覆われてしまい樹木の生長を著しく損ねられてしまう。
そのため林業関係者からは忌み嫌われる植物だ。
かつては、その根から澱粉質を採り“葛粉”として利用したりもしたが、大変な重労働を伴うのですっかり供給が途絶え、ただただ嫌われる存在になってしまった。
クズが自然界で果たす役割については以前も触れたが、多くの昆虫の食草にもなっている。
20080809 クズの花(ヒロイド原)
NIKON D300 70-300
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
最近のコメント