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2008年8月27日 (水)

ツマグロヒョウモン

20080827tumagurohyoumonn1

なかのビレジの建物周囲にパンジーやビオラの植えられたプランターがおかれていた。
一時期はかわいらしい花と生き生きとした葉を繁らせていたのだが、8月の初旬に訪れると丸裸になっていた。

よく見ると黒地にオレンジ色のラインが鮮やかな芋虫が沢山見つかった。
タテハチョウの仲間の“ツマグロヒョウモン”の幼虫だ。

ツマグロヒョウモンは、もともと西日本に多い蝶で、東京や横浜などの市街地でも見かけるようになったことが、一昨年くらいから話題になっていた。

この蝶が生息域を広げた原因には以下の2つが考えられている。
幼虫で越冬する蝶なので、寒さの厳しい地域では繁殖することができなかったものが、温暖化の影響で生息域を広げているという説が一つ。
植え込みや鉢植えに、パンジーやビオラが好んで植栽される傾向にあり、この蝶の幼虫がこれらを含むスミレ科の植物を食草とすることから生息域を広げたという説がもう一つだ。
おそらく、この両者が複合要因となっているのだろう。

これまで川場村では目にすることの無かった昆虫だが、果たして越冬し、繁殖を始めるのだろうか。

20080827tumagurohyoumonn2 幼虫もインパクトの強い色をしているが、蛹も特徴的だ。
全体的にはモンシロチョウの幼虫のような地味な色合いなのだが、下部に金色の金属光沢をもつ突起が並んでいる。
まるで人工物のようである。

この新顔の蝶が、従来からの生態系を攪乱しないことを願いたい。

※成虫の写真はこちらから。

20080809 新参者のツマグロヒョウモン(なかのビレジ)
RICOH GR DIGITALⅡ

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