ゴマダラカミキリ
ゴマダラカミキリは漢字で書くと“胡麻斑髪切”。
胡麻模様のカミキリムシだ。
漆黒の地色に白い斑がとても美しいカミキリムシで、髭の節目や脚に見られる淡いターコイズブルーの毛が体色を一層際だたせている。
成虫の出現時期は5月~10月と比較的長期にわたるが、年変動が大きい。
本種を始めとするカミキリムシの幼虫は“鉄砲虫”と呼ばれ、樹木の幹の内部をトンネルを掘りながら食い進む。
そのため果樹農家などには“害虫”として不評を買うが、森林内では林木の更新を助けるなくてはならない虫だ。
本種は、カミキリムシの中でも食の指向性が低く、非常に多くの樹種を餌とする上、成育中の生木を食べるため忌み嫌われるが、美しい体色に加えて、両手両足を広げて翔ぶ姿はとても愛嬌がある。
捕まえると、胸と腹を伸縮させながら“キーキー”と音を立てて威嚇する。
20080731 ゴマダラカミキリ(ヒロイド原)
NIKON D300 105MICRO
| 固定リンク
「虫と一緒に森林づくり2008」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント