アオバセセリ
セセリチョウの中では大型で、しかも国内では唯一、緑がかった青色の翅をもつことから多くの図鑑などに収録されている。
けれども、草本の花に吸蜜に来ることは比較的少なく、高木の花に来ることが多い上に、猛スピードで忙しく飛び回るためなかなかお目にかかれない蝶である。
この日は林道沿いのイケマに吸蜜に来たところを運良くカメラに収めることができた。
成虫も特徴的だが、幼虫もまたとても特徴的な姿をしている。
4つの黒紋をもつ濃い朱色の頭部に、黒地に黄色い縞模様が一目見て印象に残る(終齢幼虫)。
アワブキ等の葉を食草とするが、葉を糸で紡いで巣を作りそのまま蛹になって冬を越す。
成虫は雪融け過ぎから盛夏にかけて姿をみせる。
20080807 アオバセセリ(友好の森)
NIKON D80 70-300
※幼虫の写真は、20060831吉澤氏(世田谷川場ふるさと公社)撮影
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