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2008年9月26日 (金)

オケラ

20080926okera

「やまで旨いはオケラにトトキ、里で旨いは瓜、ナスビ、嫁に食わすにゃ惜しゅうござる」と信州では詠われたほどの山菜だ。
雪融け間もない頃の新葉を和え物やお浸しにしたそうだ。
ちなみに“トトキ”とはツリガネニンジンのことである。

オケラの根茎には、健胃や風邪薬としての薬効も古くから認められていて、その薬効故に、蜜柑の皮や肉桂などとともに正月の屠蘇散の材料とされてきた。
また、乾燥させた根茎を焚き、蔵の防湿・防黴にも用いた記録もある。

キク科の多年草で、アザミに似たイガのような苞(ほう)に包まれた白い花を咲かせる。

これだけ、多用途に利用されてきた植物であるのに、用いられなくなったのはいつからなのだろうか。
どのような社会背景の中で、身近な自然との接点が失われたのかを知ることも森林(やま)づくりに必要なことである。

20080903 オケラの花(後山)
NIKON D300 105MICRO

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