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2008年9月25日 (木)

ヘクソカズラ

20080925hekusokazura

庭では厄介者のヘクソカズラも、クズやカナムグラの陰に隠れて森林(やま)ではほとんど気になることはない。
その蔓も、細く、それほど頑強ではないからだろう。
むしろ目立たぬ存在である。

“早乙女花(さおとめばな)”や“灸花(やいとばな)”の別名ももっている。
前者は、春に田植えをする女性のかぶる笠に花を見たてた名前だし、後者は、お灸の痕に花を見たてた名前だ。
小さく可憐な花をつけるこの植物を“早乙女花”と呼ぼうという運動もあるという。

正式和名である“ヘクソカズラ”は、漢字で書くと“屁糞葛”。
傷を付けたときに全草から臭う悪臭から付けられた名前だ。
万葉集にも詠われるこの植物だが、万葉の時代には“くそかずら”と呼ばれていた。
後に“屁”まで冠することになったのだ。
そこまで強調されるほどの悪臭ではないと思うのだが、命名者はよほどお気に召さなかったようだ。

ちなみに生物学上は、アカネ科ヤイトバナ属に分類されている。
属名を決めた学者と和名の名付け親は別人なのだろうか。
属名の決定者は、この和名をいくら何でもひどいと思ったのか。

20080902 ヘクソカズラ(ヒロイド原)
NIKON D300 105MICRO

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