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2008年9月16日 (火)

アサギマダラ

20080916asagimadara

後山の山頂付近では、ノダケやヒヨドリバナ、それにオトコエシなど秋の花が盛りを迎えていた。
それらの花には、幾種類ものセセリチョウやヒョウモンチョウなどが吸蜜に訪れていた。
そんな様子に見入っていると、ほとんど羽ばたくこともなく上手に風を捕まえながら一匹の蝶がひらりひらりと飛んできた。
アサギマダラだ。

この蝶は、タテハチョウ科マダラチョウ亜科に分類されているが、マダラチョウ亜科に分類される蝶は南方系の蝶で、この亜科の中で九州以北に生息するのは本種のみである。

極めて長距離を移動する蝶としても有名で、夏場には暖かいところから気温の低いところへ、秋には暖かいところへと移動する。種子島から福島県までの約1000kmもの移動が記録されているほどだ。
どうしてこのような長距離移動を追跡できたのかというと、この蝶は翅の鱗粉を退化させていて、翅にサインペンで目撃日時と場所を書き込むことができるのだ。
写真の個体には見られないが、書き込みをされたアサギマダラに出逢うことも多い。

ガガイモ科のイケマ等に産卵し、孵化した幼虫は、丸くパンチで穴を開けたような食痕を残しながら葉を食べる。

この日であった一匹はどこから川場村を訪れたのだろうか。
そして、どうして川場村を選んだのだろうか。
そんなことを考えながらの森林(やま)づくりも楽しいものだ。

20080906 オトコエシで吸蜜するアサギマダラ(後山)
NIKON D300 70-300

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