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2008年9月23日 (火)

ノダケ

20080922nodake 森林内の木漏れ日が射す空間に、ノダケの紫色の花が目立っていた。

山野に生えるセリ科の多年草で、霜の厳しくなる直前まで花を楽しませてくれる。
セリ科の植物は白い花を着けるものが多い中で、この花色は異彩を放っている。
草丈も、高いものでは150㎝にも及び、存在感のある植物だ。

冬には地上部が枯れるが、葉を落とした後にも、すくっと立ち上がった茎が残り、その姿が竹を連想させることから“野竹”の名が付けられたという。

全草に薬効成分が含まれ、刻んで入浴剤として用いると、冷え性やリュウマチ、腰痛などに効果があり、乾燥させた根に熱湯を注いで飲むと風邪の諸症状を緩和するほか、健胃、強壮、止血などに効果を現し“前胡(ぜんこ)”という生薬名で利用されてきた。

川場村の人々もこの草を利用してきたのだろうか。
実は、川場村は山菜やキノコ、野山の生薬などに関する知恵の蓄積が比較的少ない。
こうしたものを山野に求める必要が少ない、相対的には豊かな村だったようである。

20080903 ノダケの花(後山)
NIKON D300 105MICRO

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