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2008年9月26日 (金)

オオチャバネセセリ

20080925ootyabaneseseri

他のセセリチョウが、花の蜜ばかりではなく獣糞などにも集まるのに対して、このオオチャバネセセリは、花の蜜を特に好む。
そのため別名“ハナセセリ”とも呼ばれる。

セセリチョウの“せせり”とは、小刻みな動作をせわしなく繰り返すという意味があるらしい。
なるほど、セセリチョウは小さな体躯で花から花へとせわしなく飛び回っている。

イチモンジセセリととてもよく似ているが、後翅の白斑がジグザクに並ぶのが本種の特徴だ。イチモンジセセリは白斑が“一文字”に並ぶことが名の由来になっている。
また、イチモンジセセリに較べてやや緩慢な飛び方をすることなども違いである。

成虫は、オカトラノオやアザミの仲間でよく蜜を吸うが、幼虫の食草がススキ等のイネ科の植物であるため、開けた草原で出逢うことが多い。

屋根を葺いたり、畑に鋤き込んだり、家畜の飼料にしたりと、かつての農産では草本を多く利用した。
野に自生するものばかりではなく、茅場や入会草地などを整備して草本を日常生活の用に供した。
そうした環境下では、この蝶も現在よりも遙かにたくさん乱れ飛んでいたことだろう。

20080903 ノハラアザミで吸蜜するオオチャバネセセリ
NIKON D300 105MICRO

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