クマの爪痕
“21世紀の森”にはクマの影がとても濃い。
ここは、川場村内では珍しくブナの自生地となっているが、その実を食べに来るのだろうか。
ブナの木にクマの爪痕が多い。
写真のブナの木は、21世紀の森の中に残されたかつての炭窯脇にそびえる大木だが、とびきり多くの爪痕が残されていた。
北海道に住むヒグマのものを遙かに凌駕するような、かなり大きな爪痕も見つかるが、真相は、そうではない。
おそらく何十年も前に付けられた小さな爪痕が、ブナの生長とともに大きく広がったのだろう。
この森林(やま)が、長年にわたってクマの生息を許してきた証なのだ。
クマが住む豊かな森林を残していきたい。
そのためには、人間との無用な軋轢を減らすことが必要だ。
課題は山積しているが、じっくりと解決の途を探っていきたい。
20081012 ブナに刻まれたクマの爪痕(21世紀の森)
RICOH GR DIGITALⅡ
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