後山調査に新装置導入
道の駅“田園プラザ”の背後には“後山”という標高600mほどの小さな山がある。
山には虚空蔵菩薩を祀る社があり“虚空蔵山”とも呼ばれている。
この後山を新しい振興拠点とする構想を村が建てており、様々な基礎調査が開始された。
今回、この調査の一環として、後山の哺乳類の生息調査を行うために自動撮影装置を設置してきた。
アメリカのCuddeBack社製のCaptureという製品だ。
初めての使用になるので性能は未知数だが、一機199$と、国産従来製品と較べて廉価なことも魅力となっている。
農作物への被害を始めとして、野生鳥獣との軋轢も多いが、豊富な生物相を誇る村だからこそ、その自然に魅力を感じて来村する人も多い。
こうしたことを考えると、川場村が全国に先駆けて野生動物と人間とのよりよい関係の持ち方を模索し、その顛末を発信する必要があるように考えている。
村民がこうした自動撮影装置を活用し、動物の記録を積み重ね、そうして得られた情報を元に保護や被害防止の方策を講じることができれば、感情論に終始しない地に足のついた成果を生むことができるのではないだろうか。
確かな性能を持ちつつも、操作が簡便で、低廉な価格の製品が、こうした構想を支えるものとなる。
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