ニホンジカ
先日、アメリカのCuddeBack社製の自動撮影装置を導入したことをお知らせしたが、設置後約1週間が過ぎた。
その間、キジバト、ニホンジカ、ノウサギ、イノシシの4種類が記録された。
先に導入した麻里府商事社のカメラと較べると、センサーの性能はよいようで、空シャッターを切ることが少ないようだ。
この点はCuddeBack社に軍配が上がる。
しかし、カメラの性能はというと、麻里府商事のものは画素数も1000万画素超であるのに対し、CuddeBack社のものは300万画素であることに加え、カメラ内で行われる画像処理の味付けがどうにもバタ臭くていけない。
内蔵ストロボとのバランスも悪いのか、この写真のシカのように、まるで金色の体毛をもつように写ってしまう。
以前に麻里府商事のカメラで撮影したシカの写真と比べてもらえれば、この違いは一目瞭然だ。
ストロボの発光具合の調整や、感度調整、ファイル形式の選択などが全くできないので、すべてカメラ任せとなり、自由が利かないのも物足りない。
麻里府商事の製品と較べて半額以下の廉価商品であるので文句も言えないのかもしれないし、画像を楽しむことよりも記録することを重視するならば、CuddeBack社製品の方が優れているということもできるだろう。
けれど、子ども達をはじめ、一般の人々に森林(やま)の姿を知ってもらうためには、やはり美しい画像が欲しいと思うのだ。
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コメント
タケさん
ご来訪&コメントありがとうございます!
先日、お邪魔したときに同行しました同僚の目利きがやはり非凡なのでしょうね。
彼が「ここです」と示した箇所に設置したカメラには次々に動物たちが記録されます。
別のカメラの閲覧モードを利用するのはいい手ですね!
投稿: くま | 2008年11月18日 (火) 21時39分
どんどん撮れているんですね。
私の方は、設置場所が余り良くなかったせいか、
カメラ見学の衆…とか、
ホダ場にキノコを撮りに行くカミサン…という状況だったので、
今日の夕方設置場所を変えてみました。
1つ分かったのは、自分のデジカメを持って行き、センサーカメラのメモリー(SDカード)を入れて、
閲覧モードをONにすると、
画像が表示されます。
私にとっては非常に都合がイイですね。
またクマさんのいい画像を期待しています。
投稿: タケ | 2008年11月18日 (火) 18時26分