ツルウメモドキ
小雪舞う川場の冬景色を鮮やかに彩るのは、ツルウメモドキのオレンジ色。
ニシキギ科の蔓性植物で、他の樹木にからみついて成長する。
5~6月ころに白く可憐な花を咲かせるが、木々の葉に隠れていて見つけにくい。
冬になってこの実を見るたびに、花の写真も撮りたいと思うのに、花の季節には忘れてしまっている。
来春こそは花の写真も紹介したいものだ。
この植物の名付けられ方も、なかなか複雑で面白い。
モチノキ科の落葉低木で“ウメモドキ(梅擬き)”という植物がある。
冬に小さな赤い実をつける植物だが、この木の葉がウメの葉に似ることから“ウメモドキ”と名付けられた。
さらに、この“ウメモドキ”に似た蔓性植物であることから、本種は“ツルウメモドキ”と呼ばれるようになったそうだ。なるほど本種の葉もウメによく似ている。
本種は、観賞用の他、樹皮が丈夫なため、背負い籠や縄、弓の弦、衣類などにも用いられたという。
川場村の人々もこの植物を利用したのだろうか。
自然の恵を活かす地域の知恵を知ることも面白い。
20081130 冬を彩るツルウメモドキの実(中野地区友好の森)
NIKON D300 70-300
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