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2009年1月31日 (土)

ホオジロ

20090131hoojiro

冬晴れの川場村を散歩していると、チチッ チチチッ と小鳥の小群が鳴き交わしながら枝間を飛び回っていた。

スズメよりも少し大きめの身体、オレンジ色の羽、白地に黒いストライプの顔。
スズメの仲間のホオジロだ。

昆虫や蜘蛛、草の実などを食べる小鳥で、繁殖期以外は小さな群で行動していることが多い。
川場村ではごく普通に出遭うことができる。
個体数が多く、ごく普通に見られるというと、ありがたみが失せるように感じるかもしれないが、そうではない。
その地域の生態系に最も強い影響を与えるのは普通種なのである。

ありふれた普通種の保護こそ、最も真剣に考えなければいけない課題なのだ。
もちろん、絶滅が危惧されるような種の保護が不要だなどと言うつもりはない。
けれど、自然を、生態系を守る上で忘れてはいけないのが、希少種が生態系のなかで果たしている役割よりも、普通種のそれの方が大きいという事実である。

環境調査の報告書や自治体のパンフレットなどには、希少種の存在ばかりがクローズアップされるが、そうした風潮は大きな危険性を孕むものであることを忘れてはいけない。

20090114 ホオジロ(中野地区)
NIKON D300 70ー300

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