大寒
今日は自戒の念を込めてお勉強。
壮大な話だが、地球上から見て太陽が地球を中心に運行するように見える天球上のラインを黄道と呼び、この黄道を太陽が一周するのにかかる時間を“太陽年”という。
要するに、太陽が同じ位置に戻ってくるまでの日数が古い時代の中国で数えられたということなのだが、これが365.24219日だというから恐れ入る。
この太陽年を24等分して季節を表すのが“二十四節気”だ。
春分を起点に、清明・穀雨・立夏と続き、ぐるっとまわって、大寒・立春・雨水・啓蟄で一回り。お馴染みの、夏至や秋分、冬至などもこのうちの一つである。
コンピュータもない時代に、どれほどの苦労でこの巡りを見出したのだろう。
何故、こんな途方もない努力が必要だったのだろうか。
やはり、自然との関係の中に人間が生きていたからに違いない。
注意深く、そして丁寧に季節を感じることが、生産にも生活にも必要だったからだろう。
現代のわが国で、どれほどの人々が季節の移ろいを大切に感じているだろうか。
自然を大切にするためには、自然を知ることが必要であることは言うまでもない。
“大寒”の今日。何にも知らない自分のためのお勉強でした。
20081226 なかのビレジからの雪景色
RICOH GR DIGITALⅡ
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