『ドクター・ケビンの里山ニッポン発見記』
ケビン・ショート(森洋子訳):『ドクター・ケビンの里山ニッポン発見記―カントリーサイド・ウォーキングのすすめ 』、家の光協会(2003年初版)
今年、2009年は本に縁があるようだ。
読む本、読む本、面白い。
そんなにリサーチしているわけではない。
目につく本がどれもこれも当たりだ。
そういう意味で言うと、昨年はどうも本に縁がなかったようだ。
このブログで紹介した本もごく僅かに留まった。
さてさて、著者のケビン・ショート氏は、生粋のアメリカ人でありながら、日本の自然に惚れ込み、千葉県印西市を拠点に環境教育に取り組む“変なガイジン”だ。
千葉ニュータウン周辺の里山を、自然の解説ばかりではなく、水神として祀られる弁天様や地域の農業などとの関わりからも、ユーモアたっぷりの軽妙な文章で綴っている。
人間と自然とが織りなす風景を愛し、愉しんでいる様子がとても心地よい一冊だ。
著者の里山を見つめる視点を借りると、私たちの森林(やま)づくりも一層楽しくなりそうだ。
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