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2009年2月14日 (土)

『毒草を食べてみた』

20090214dokusouwotabetemita 植松黎:『毒草を食べてみた 』、文春新書、(2001年初版)

なんともインパクトのある書名の本だ。

著者が全てを食べたということではないらしいが、行間に滲むところからすると、結構な割合で自らも口にしているようだ。

全世界の毒草のうち、44種が本書で取り上げられており、そのうち、わが国に自生するものが約半数を占めている。
それらについての、事故事例や歴史的な事柄などが軽妙な文章で紹介されている。

川場村では、ちょうど今、可愛らしい花を咲かせているフクジュソウについても触れられている。

フクジュソウはキンポウゲ科の植物で、別名の“元日草”という呼び名が示すように、冬季に花を咲かせる。
このフクジュソウの根は、強烈な心臓毒を含んでいて、根を煎じたものを茶碗一杯飲んだだけで致死量に達するという。

それにもかかわらず、10年ほど前には、民放テレビが「山菜の宝庫・高尾山」と銘打って、食べられる山菜としてフクジュソウの写真を放映したこともあったというし、煎じて茶碗一杯を飲んだ方も、「心臓の薬」であると聞いた記憶を頼りに飲んでしまったのだという。

森林(やま)は爽快であったり、楽しかったりするばかりの環境ではない。
不快なことも、危険なことも沢山ある。
生半可な知識で関わろうとすると、手痛いしっぺ返しを食うことになる。

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