中間発表(月別集計)
村内に設置した自動撮影装置のうちの一台が、昨年8月9日~今年の2月3日の、ほぼ半年間で捉えた野生動物の記録。
個々の画像については《自動撮影の記録》からご覧戴きたい。
昨年12月には、時間帯別の記録をお知らせしたので、今回も同様にと思ったが、前回の時点から増えた撮影カット総数は僅か13カットであったので、今回は少し違う集計をしてみた。
図には掲示したが、昨年8月と今年2月については、月の日数を満たしていないので、あくまでも参考程度。
狭い範囲しか撮さないうえに、たった一台のカメラによる記録なので、断定的な物言いはできないが、冬に向けて撮影カット数が明らかに減少していることがわかる。
カメラの設置場所が、谷状の地形で積雪が比較的多い場所でもあるので、動物たちがこの場所を避けているだけなのかもしれないし、夏期と冬期で生息域を変えているのかもしれない。あるいは、何らかの別の要因があるのかもしれない。
何れにしても、この調査を継続することで動物たちの動勢がもう少しはっきりと見えてくるだろう。
雪融けのシーズンからは、ムササビやモモンガ、ヤマネ、その他のネズミなどについても調査を始めたいと考えている。
| 固定リンク
「川場のけものと鳥たち2009」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ふじさん
沢山のコメントを戴きありがとうございます!
個体識別は、自動撮影による野生動物調査の弱点ですね。
本当は、他の様々な方法と組み合わせていく必要があります。これからの課題です。
今森光彦さんは、注目している写真家のお一人です。
人間と里山を見つめる確かな視点は、学ぶところが多いと思っています。
投稿: くま | 2009年3月16日 (月) 21時44分
これくしょん!
『里山を歩こう』は今森光彦さんです。
投稿: ふじさん | 2009年3月16日 (月) 18時26分
3月15日NHKテレビ『ダーウインが来た』
里山に生きもの大集合 現代の昔話、
も野生動物自動撮影もの(そんなジャンルがあるか)でした。
『里山を歩こう』の今泉さんが監修で、ご自身も子どもたちを引率されて
楽しそうに出演されていました。
見逃されたかたは、NHKホームページで再放送チェック!
クヌギの傍芽更新とか猿の食い散らかしを食べる狐だとか
見所満載です。
投稿: ふじさん | 2009年3月16日 (月) 10時45分
なるほどグラフ。
個体毎の同定ができたら面白いでしょうね、
通勤途中の毎日会うOLさん、とか
塾通いで月水金の夕方必ず通る中学生とかのように
生活が見えたらとても面白いだろうなあ。と
してはならない擬人化意識で動物を見てしまうアタシ。
投稿: ふじさん | 2009年3月16日 (月) 10時26分