後山のカモシカたち
春の息吹が満ちてきた後山でニホンカモシカに出遭った。
厳しい冬を、木の皮などの乏しい食料で乗り越えてきたはずだ。
4月に入り、一斉に芽吹きだした山腹でのんびり草を食む姿に春を感じた。
このところカモシカを直接目視する機会がとても多くなった。
きちんとした頭数調査などは未だ実施できていないので正確なところは不明だが、生息頭数が増加しつつあることは間違いなさそうだ。
かつて“幻の霊獣”とまで呼ばれたカモシカが、個体数を増加させつつあることは嬉しいことには違いない。
けれども今後は農林産物への被害なども目立ってくることだろう。
捕食する肉食獣もおらず、狩猟文化も衰退しつつある現状の中で、カモシカと人間が共存していく途を探らなければならない。
ところで、この写真には、3頭のカモシカが写っているのだがおわかりだろうか。
20090418 後山のカモシカたち
NIKON D300 105MICRO
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