ニリンソウ
先日に続き、アネモネをもう一種。
アズマイチゲやキクザキイチゲなどと同じキンポウゲ科の“ニリンソウ”だ。
春菊にも似た葉を地際から3枚出し、そこから花茎をすくっと立ち上げ、通常2輪の白い花をつける。
この植物もまたスプリングエフェメラルと呼ばれる春の妖精だ。
新緑が目にしみる頃には地下茎を残して姿を消す。
新芽は“ふくらべ”という名で知られる美味しい山菜だが、猛毒のヤマトリカブトによく似ることから誤食の事故もあるので注意が必要だ。
また、中国では、根茎を“地烏(じう)”と呼ばれる民間薬として用い、酒に漬けて服用するとリウマチに効くといわれている。
やや暗めの林床で可愛い花を咲かせていた。
20090418 ニリンソウ(後山)
RICOH GR DIGITALⅡ
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