ショウジョウバカマ
タケさんのところの“前の森”でショウジョウバカマの花を見ることができた。
野生種とは思えないような凝ったつくりの花である。
先月末に用事があって京都に行ってきたが、銀閣寺の庭にもこのショウジョウバカマが咲いていた。
京都と川場村で、開花時期に20日間ほどのズレがあるようだ。
ところで、このショウジョウバカマ、漢字では“猩々袴”と書く。
猩々とは、中国の伝説上の動物で、赤顔赤毛、人の顔をして大酒呑みの猿のような動物だそうだ。
ゴリラを“大猩々”、チンパンジーを“黒猩々”などと呼んだ時代もあったようだが、この植物の名前は、これらとは関係なく、能楽に登場する“猩々”の衣装に花の形が似ることから付けられた。
“袴”は葉の形を表している。
ユリ科の多年生草本で、川沿いなどのやや湿り気がある環境を好み、北海道から九州までの広い範囲で目にすることができる。
20090418 ショウジョウバカマの開花
写真上:NIKON D300 105MICRO
写真下:RICOH GR DIGITALⅡ
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