日向ぼっこ
川場村の雑木林の林床は、まだ枯れ葉色。
ちょうど今の季節は、他の植物に先駆けて育つ植物が盛んに花を咲かせている時期で、多くの植物の芽生えはこれからが本番だ。
そんな雑木林を歩いていると、足下の落ち葉の上で日向ぼっこをしているヒシバッタに目がとまった。
体長は、わずか6~7mmほどで、こうして拡大してみると分かるのだが、落ち葉の色にとけ込んでもいて、肉眼で見つけるのはとても困難だ。
通常は、人の気配がすると、驚くほどの敏捷さで飛び跳ねて逃げてしまうのだが、このときは躰が冷えていたのだろう、じっととまったままでいてくれた。
それにしても、自然の造形には驚かされる。
20090418 日向ぼっこをするヒシバッタ(小田川地区)
NIKON D300 105MICRO
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