シュンラン
小さな流れのそばでシュンランがひっそりと咲いていた。
昨年は4月23日に確認した。
もっとも毎日観察しているわけではないので開花日がいつだったかはよく解らない。
おおよそこのくらいの時期に毎年出遭っている。
種子から芽生えた後、5~10年も地下生活を送り、やっと地上に出る。
こうして写真で見ると艶やかな花だが、森林(やま)のなかではひっそりと目立たない。
花は食用・薬用にも供される。
塩漬けや梅酢漬けにした花に熱湯を注いだものは“蘭茶”として愉しまれる他、さっと湯にくぐらせてお浸しや和え物などにすることもある。
炙った根を叩き、アカギレの薬としたそうだ。
川場の人々は、森林(やま)の恵をどのように利用してきたのだろうか。
近く調査してみたいと思っている。
20090418 シュンラン(小田川地区)
NIKON D300 105MICRO
| 固定リンク
「川場の花図鑑2009」カテゴリの記事
- くるい咲き(2009.11.25)
- ゲンノショウコの種子散布(2009.10.11)
- ミゾカクシ(2009.09.27)
- モビール2種(2009.09.13)
- 実りの秋(2009.09.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント