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2009年6月14日 (日)

袋角

20090614sikanouhkuroduno

近すぎてストロボでテカってしまっているが、面白いものが写った。

頭部から袋角(ふくろづの)を生やしたニホンジカのオスだ。

ニホンジカは、秋に恋の季節を迎え、“カィーヨ”とか“フィーヨ”とか聞こえる声でオスがメスを誘う。
この声は“ラッティング・コール”とよばれている。
その時に、充分に成長したオスは、三叉四尖(さんさよんせん)の角を誇らしげに振るいながら恋の相手を求めるのだ。

立派な角は、時にはオスどうしの争いの時にも使われるが、主な用途はメスに見せつける装飾具なのだ。
その証拠に、立派な角が完成するのは秋の発情期の直前なのである。

雪解けの頃に前年の角を落とすと、すぐに“袋角”の形成が始まる。
袋角というだけあって、ビロードのような毛に覆われた革袋に包まれている。
内部には、血管も汗腺も通り、血流によってカルシウムが運ばれ、沈着し、次第に大きく堅く育っていく。
9月頃になると、袋の中には立派な角の準備が整い、立木などに擦りつけながら袋を刮ぎ落としていく。
僅か4~5ヶ月の間に、長さにして40~50cmもの角を成長させるのだから驚きだ。

手元の記録では、10月12日にすっかり角のできあがった個体を確認している。

20090529 袋角を生やしたニホンジカ(友好の森)
自動撮影装置

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川場のけものと鳥たち2009」カテゴリの記事

コメント

おす:「だからあ、痒くないてばあ!全然痒くないてっばあ!ともかく立派だべ!」

ですな。

投稿: くま | 2009年6月16日 (火) 00時26分

めす :「えっ、まじ?痒いのおさまったん?」


続けない方がいい?続いちゃうけど・・・。

投稿: ねーね | 2009年6月15日 (月) 15時06分

ねーねさん!

めす:「立派な角だけど、痒いのか・・・」
おす:「あっ!もう痒くない!痒くない!痒くなくなった!」

って感じかな!

投稿: くま | 2009年6月15日 (月) 12時45分

おす:「かぃ~よ。かぃ~よ。」

めす:「立派な角だけど、痒いのか・・・」


ってな会話どぉ?

投稿: ねーね | 2009年6月15日 (月) 12時34分

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