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2009年6月 9日 (火)

友好の森のカモシカ

20090609kamosika

友好の森に設置してある自動撮影装置にニホンカモシカが記録された。
昨年の8月に設置してから初めてのことだ。

このブログでもお知らせしてきたように、友好の森の中でも何度も視認しているのだが、自動撮影装置には記録されなかったし、カモシカの痕跡すら近くでは見受けられなかったので、何らかの理由でカモシカの行動範囲が決定しているのかと思い始めたところだった。

20090609kamosikatamehunn ところが、6月7日に自動撮影装置のデータ回収にむかうと、設置場所のすぐ近くに溜糞があるではないか。
ノウサギのものとは明らかに異なるし、ニホンジカは糞を溜めることはしないので、カモシカのものだとすぐに分かった。
しかも、糞塊の中に古いものが混じっておらず、一両日中のもののようだった。

カモシカもこの獣道を使い始めたのかと、期待してデータを回収し、確認したところ写真の個体が記録されていたのだった。

カモシカは牛の仲間なので、ニホンジカのように角が毎年生え替わることはなく、角も一生涯伸び続ける。
この角は、季節によって成長に差があることから、一年に一段ずつ“角輪(かくりん)”と呼ばれる段々が刻まれてゆくのだが、メスの場合は妊娠・出産というイベントをこなすと角の成長が阻害され、角輪の幅が狭くなるという特徴をもつ。
つまり、角輪の幅がほぼ均一ならばオスで、不均等ならばメスであると見当をつけることができるのだ。

写真を拡大してみると、この個体の角輪は不均等な成長をしている。
どうやらメスの成獣のようだ。

もう少し継続して記録を続けていけば、友好の森のカモシカの動態が見えてくるだろう。

20090607 友好の森のカモシカ
自動撮影装置

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