シュレーゲルアオガエル
昨日(7/30)から今日にかけて、野生動物の生息状況調査のために後山に出かけてきた。
戻り梅雨のために日中は霧雨、夕方以降は本降りになり、調査のためには生憎の天候で、日中もほとんど陽が射すことはなく、とくに林内はまるで夕方のような暗さが続いた。
けれど、雨天も悪いことばかりではない。
なかのビレジから後山へ向かう途中で、いつもの溜め池に立ち寄ってみると、カヤツリグサ科の“サンカクイ”に一匹のシュレーゲルアオガエルが捉まって我々を出迎えてくれた。
水かきのほとんど無い手足の指先は、まるで漫画のカエルのように先端が丸い吸盤になっていて、なるほど樹上性の高いカエルであることがよく分かる。
卵からオタマジャクシの期間を過ごす水場があること、餌となる昆虫がいること、森林(やま)が水場に隣接すること、等々の条件がそろった環境でなければシュレーゲルアオガエルの棲息は望めない。
このおとぼけ顔に出遭うと、どうもこちらの頬もゆるんでしまう。
20090730 シュレーゲルアオガエル(中野地区)
RICOH GR DIGITALⅡ
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コメント
リソパパさん!
こんにちは。
生き物の名前の由来とか、地方毎の呼び名とか、とても面白いですよね。
投稿: くま | 2009年8月 2日 (日) 14時19分
こんにちは。
シュレーゲルアオガエルという名前、何故に日本固有主なのに
そのように呼ばれているのか、ずっと気になっていました。
かなりスッキリとしました(笑)
身近にいる生き物の正式名や特徴など
いつも勉強になる記事ばかりで興味深く拝見しています。
投稿: リソパパ | 2009年8月 2日 (日) 07時26分