ショウジョウトンボ
これも中野地区の溜め池での撮影。
溜め池では、本当に様々なトンボに出遭うことができる。
キイトトンボが黄色いトンボの代表、キトンボがオレンジ色のトンボの代表なら、このショウジョウトンボは紅いトンボの代表だ。
こんなにも紅いトンボであるのに、昆虫学上はアカトンボの仲間ではない。
アカトンボの仲間の胴体が円筒形なのに対し、本種の胴体は扁平であることが別グループに分類されるポイントとなっている。
アキアカネなどのアカトンボに較べると一回り大きく、体つきもいくぶんがっしりとしている。
ショウジョウトンボのヤゴは水生植物が繁茂する環境でないと生きていくことができない。
他のトンボのヤゴには、学校のプールなどで成長を続ける逞しいものもいるが、本種はそのような融通が利かず生息域を狭めつつある。
森林(やま)が涵養した豊かな水が様々な生き物たちを育んでいる。
20090712 ショウジョウトンボ(中野地区)
NIKON D300 70-300
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