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2009年7月27日 (月)

ツマグロイナゴ

20090727tumaguroinago

これも、中野地区の休耕田を活用した溜め池の縁での一枚。

バッタの仲間としては珍しく、湿地の芦原などに棲息する“ツマグロイナゴ”だ。
写真の個体は雌の成虫で褐色だが、雄は鮮やかな黄色に真っ黒い目玉をしている。
雌雄とも翅の末端と後ろ足の関節付近が黒く、“褄黒稲子”の名が付けられている。
ちなみに“褄”とは着物の裾の端を指す言葉である。

自然界には様々な出来事がある。
今日も全国を席捲しているように記録的な大雨があったり、超巨大台風が上陸したり、暖冬もあれば冷夏もある。
特定の種にとっては、絶滅にさえ繋がるような天変地異にも負けずに、地域の生態系が連綿と繋がっていくために必要なのが“生物の多様性”なのである。

森林なら森林、草原なら草原と、単一の環境下に暮らす生物もそれぞれに多様で、なおかつ、森林と草原、湿地と乾燥地など、多様な環境がモザイク状に配されていることで“豊かな自然”が保たれる。

図らずも、自然界が十重二十重の保険をかけているようなものだ。

この溜め池は、川場村の自然が誇る豊かさを次世代にまで繋げていくためにとても重要な役割を果たしている。

20090711 ツマグロイナゴ(中野地区)
NIKON D300 105MICRO

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