カツラの巨木
先月末の梅雨の合間に川場村の最奥部、川場谷の植生調査に出かけてきた。
川場谷は、渓谷の清流沿いにケヤキやミズナラ、トチノキなどの巨木が林立する幽玄の森林だ。
渓流に足を濡らしながら2時間ほど歩くと、カツラの老木がそびえ立っていた。
35mを超える樹高、威風堂々とした姿形。
この森林の王であるかのような、この老木を目にすると畏敬の念を覚える。
主幹の根元から複数の萌芽を出し、箒状の樹形を呈するのがカツラの特徴だが、この老木は、直径1m近い幹だけでも10本以上、鉛筆ほどの太さのものまでを算えると数百本もの幹を直立させている。
これらの数え切れない程の幹が一体となって、目通り周囲は10mを軽く超えているだろう。
私たちが友好の森に植えたカツラの若木が、数百年後にはこのような勇姿を見せてくれることを夢見たい。
20090628 老桂(川場谷)
RICOH GR DIGITALⅡ
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