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2009年8月14日 (金)

ムラサキツメクサとマメコガネ

20090814mamekogane

きちんとした記録をとってはいないのではっきりしたことは分からないが、6月の中旬ぐらいからだろうか、マメコガネが一斉に羽化して目につくようになる。
以降、秋口まではこのコガネムシに出遭うことができる。

その名のとおりマメ科の植物をはじめ、ブドウ科、ブナ科、バラ科等々、実に様々な植物の葉や花を食べる虫だ。

体長は1cmあまりと小さな虫なのだが、集団でいることが多いことや、金属光沢をもった綺麗な体色のせいで目立つ存在である。

ところで、このマメコガネは日本固有種なのだが、アメリカでは日本から持ち込まれたコガネムシであることから“Japnese Beetle(ジャパニーズ・ビートル”という名で悪名を轟かしている。
既に1916年にはニュージャージー州で記録され、以降、様々な農作物を食い荒らす驚異の害虫となって久しいのだという。

わが国でも、農業害虫として注意の対象とはなっているが、天敵生物が多いことからそれほど深刻な被害をもたらす害虫としては認識されてこなかった。
やはり、種々の生物がバランスをとりながら生息することが重要なのだ。

ところで、写真のマメコガネが取り付いて食べているのはマメ科のムラサキツメクサだ。
現在ではどこででも見られる植物だが、明治期に家畜飼料としてヨーロッパから持ち込まれた移入種である。

海を渡って悪さをしているマメコガネが、海を渡ってやって来たムラサキツメクサを食べている。
なんとも複雑な気持ちにさせられる画である。

20090803 ムラサキツメクサとマメコガネ(ヒロイド原)
NIKON D300 105MICRO

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