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2009年8月25日 (火)

カモシカ

20090825kamosika

“カモシカ”というのはどういう意味の言葉なのか、長い間不思議に思ってきた。
東北地方にはアイヌの文化が残されていることから、“カムイ(神)”の鹿かとか、古くから獣肉を食すことを禁じる文化があったことから、これは獣の肉ではなく、鴨の肉であるといったからだとか、様々に想像を膨らませてきたが、どれも見当違いであった。

カモシカは“氈鹿”と書くのが正答らしい、よくある“羚羊”はレイヨウ類を指す言葉で、わが国固有種のニホンカモシカの場合は“氈鹿”と書く。

“氈鹿”の“氈(かも)”とは敷物のことで、敷物に適した鹿という意味らしい。

林業関係者や狩猟関係者が大切にしている尻革がカモシカのものであることにも合点がゆく。

また古くは“褥(にく)”とも呼ばれていたそうだが、この言葉も寝床に敷く毛氈を意味する言葉なので、カモシカの毛皮の優秀さをうかがい知ることができる。

20090705 ニホンカモシカ(後山)
自動撮影装置

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コメント

ふじさん!
こんにちは!

遅ればせながら、やっと答えを見つけることができました。
名前の由来とかを知るのって楽しいし、理解を深めるのにも役に立ちますね!

投稿: くま | 2009年8月26日 (水) 14時15分

せんせい!
カモシカってなんでカモシカって言うんですか?
という「こどもやまづくり教室」での質問に、ついに
答えがでましたね。
即物的な命名(ツキノワグマとか)でなく、人間の暮らしと関わる由来だったのは、せんせいの睨んだ通りでした。

投稿: ふじさん | 2009年8月26日 (水) 10時44分

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